普段あまりテレビを見ない私ですが、最近の英スピード社の水着問題は、経営学の立場からすごく興味深く拝見しました。
もう4年近く前に書いた「
マンモス企業にけんかを売ることは合理的か?」というブログで、企業がマーケットシェアを獲得するのに重要なのは、今のシェアではなく、あくまでも思わず買ってみたい!と消費者に思わせる技術革新だと拙文で紹介しましたが、まさにスピード社の水着は水泳連盟のルールのグレーゾーンをついた画期的なものだったんでしょうね。あれだけメディアで報道されたら、空気で動くこの国では、契約先の企業も「自分とこの水着を着ないのは契約違反だ!」とは言えないです。ミズノ、アシックス、デサントの大手3社にとって、最高のパフォーマンスを引き出す水着を提供できなかったのは、企業人として無念だったろうなぁ… まぁ技術革新と情報収集能力に劣っていたのは否めないので、自業自得とは思いますが、国内メーカーの皆さんには、また奮起して最高のモノを作って欲しいものです。
聞くところによると、このレーザーレーサーなる水着。着るのに30分超かかり、一人では着用が無理で、締め付けにより胸囲が5cmほど小さくなり、1時間も着ていればしびれがある人もいるそうです。
今回のスピード社の企業努力には、敬意を表しますが、スピードを出すためなら何でもあり!?の扉を開けた感も否めません。こんなしんどそうな水着着てスイマーの方たちの肉体への負担は大丈夫なんだろうか?
中学や高校の熱血体育教師が好きそうな格言「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」がありますが、オリジナルの古代ローマの詩人ユウェナリス(Juvenalis 60-136)の言葉では、「健全なる精神は健全なる肉体に宿れかし (注)かしは、終助詞で願望を表します(You should pray for a sound mind in a sound body. )」が正しいそうです。当時のローマの若者が体を鍛えるだけで勉強しないことを嘆いたユウェナリスは、「健全な肉体には健全な精神も身につけよ!」(肉体だけ鍛えてもダメ!)といった意味でつかったそうです。ということは、「健全な精神が健全な肉体に宿ればいいのになあ」っていう感じが原文にはより近いようです。明治に輸入された時に、富国強兵に乗って誤訳されたんでしょうか。2000年前から、健全な肉体と健全な精神を宿らせることが難しいという現実は続いているようです。
■今週の栽培日記
●水ナス
順調に育っています。3本仕立てに整枝しました。側枝がすごい勢いで伸びております。
●トマト
1週間で一番姿を変えたのがこのトマト君です。遅い時期での定植だったので心配しておりましたが、何とか軌道にのりました。後は、水分管理と脇芽かき作業の繰り返しです。今年は、30本超植えているので管理が大変です…
先週、強風で枝がぽっきり折れていた箇所をガムテープで補強していたら、無事生き返りました!トマトの生命力恐るべしです。
●キュウリ
順調です。去年とれすぎて困ったので、今年は4株だけ栽培しております。うどんこにかからないように最後までおいしくいただきたいものです。
平日の夕方、仕事帰りに初収穫してきました!!
(となりはズッキーニです)
やばい!早くぬか床を作らねば…
●カボチャ
順調です。後、2週間ぐらいかな…
●トウモロコシ
最近、仕事の都合でめっきり畑作業から遠ざかっていた葛西君が久々に手伝いに来てくれました。手先の器用な彼に手伝ってもらい、トウモロコシの半分に防虫ネットをはりました。やりたい実験は、トウモロコシが大好きなアワノメイガという虫にやられないように、卵を植えつける前に、ネットで完全防備をしようという試みです。半分は防虫ネット、残りの半分は防虫ネット無し(自作ストチュウは散布)で効果を見ます。
しかーし!!作るのが1週間遅かったです。もう先端に雄穂がついており、一部虫が入っている感じがあります。
もし虫がすでに入っていたら、ネットで完全に覆っているので、防虫実験どころかアワノメイガにとってパラダイスTVになりそうですが… まぁしばらく様子をみてみます。もう1週間早ければ…
●葉物野菜
どうも夏の畑は、トマトやナスなどの果菜類に主役を奪われている感がありますが、私は葉物も大好きなので、小松菜、チンゲン菜、空芯菜の種を蒔きました。無事発芽しますように!!
●サツマイモ
第2ファムで栽培している安納芋の苗(270本)が何本がダメでしたが、何とか残りは無事活着しました。
■井戸掘り日記
第2ファムでは、水などのライフラインがないので、自分で井戸を掘ることにしました。業者に頼むとメートルあたり何万円もとられる井戸ですが、私が計画しているのは、直径が10cm程度で深さ8m程度の打ち抜き井戸というものです。ネットで、井戸を自作の道具で掘った曽我部さんという方のホームページを拝見して、やってみようかと思いました。
参考HP:
自分で出来る打ち抜き井戸の掘り方
実際に曽我部さんの道具を改良して自分で掘り当てた猛者たちのホームページもたくさんありましたが、個人的には、茨城県にお住まいの
参考HP:
DIYで井戸掘り
という方のホームページを特に参考にさせていただきました。
肉体的に大変ではありますが、穴はなんとなく掘れそうですが、本当に水が出るかどうかは、やってみないと何とも言えませんが、面白そうなので今年から私のプロフィールの趣味欄に「井戸掘り」が追加されそうですw
第1日目
スコップで50cmほど周囲を掘りました。初日の参加メンバーです。う~ん。男臭いです!
ここから曽我部さん考案の井戸掘り器を使って掘り進めて行くのですが、やはり元が水道管用のビニールパイプなので、先端にエッジがないので、なかなか掘り進みにくかったです。
帰りにホームセンターで先端のとがった刃を購入したので、これをとりつけ井戸掘りスタートです。水がでるかどうかは分かりませんが、挑戦記録を備忘録代わりに公開しておきます。
■梅干日記
今年はいい梅が手に入ったので、梅干に挑戦することにしました。実は、3年ほど前に、一度カルチャーセンターみたいなところで教わったのですが、自宅で作っていたら、カビにやられてしまい、その後あきらめていたのですが、梅干界のパイオニア?藤巻あつ子さんのこの本に出会い、
やはり再挑戦することにしました。
まだ青梅だったので、しばらく追熟させます。
う~ん。いい色になってきました!!匂いがお伝えすることができなくて残念ですが、部屋に梅のすごくいい匂いがします。今回は、カビを出さないように、ホーローの容器やおもしなどを十分煮沸消毒し、焼酎でよく除菌しました。
白梅酢が無事あがってきますように!!楽しみです(^^♪