今週は、雨の一週間でした。普段ならちょっと苦手な雨ですが、自給自足1年生としては、先週播種したニンジンとダイコンにとって恵みの雨になっていそうでありがたいと感じるゲンキンなsue44です。発芽するまでは、大地が乾燥していれば本当はほぼ毎日水遣りにいきたいところだったのですが、そこは悲しいリーマン百姓なので、週一しか畑に通えません。自然水遣りに感謝感謝です。
諏訪さんの永田本(「おいしさの育て方」)でも、ダイコンは関東だと9月第2週ぐらいに播種するとちょっと早い秋雨にあたって発芽率が上がるそうです。今月も似たような期間に雨が続きました。昔の人の知恵ってすごいなと実感。
というわけで、自然の恵みのおかげで、ちょっと遅まきで心配していたニンジンも無事2条、発芽しました。
ダイコンも安全運転で一穴5粒の点まきにしたのですが、ほぼ全部発芽しておりいい感じです。
最近の品種は本当に素晴らしく、農園のご主人いわくは、3粒の点蒔きでも大丈夫とのことでした。問題はsueファムの強粘土質の土壌が、根菜類を無事恵んでくださるかどうかです。通常の倍近くの堆肥を今回はすきこんでいるので多少いい感じになっているのですが、葉物と違って根菜はあけてびっくりの世界なので、元気に根がまっすぐ肥大してくれるように願うばかりです。頑張れ!冬自慢+耐病総太+sueファムの微生物君!
サトイモのとなりにある第2第3圃場も畝作りだけでもしたかったのですが、表面は乾いていましたが、中は結構じめじめしていたので、今回は畝立ては延期しました。そのかわり、今日は、第1圃場の端の畝にキャベツとブロッコリーを定植してきました。キャベツには、コンパニオンプランツとしてキク科の中でも匂いが強いという焼肉まきまきで以前お世話になっていたサンチュを混植しました。
ブロッコリーの畝には、コンパニオンプランツとして同じくキク科のサニーレタスと園芸場でとてもおいしそうだったミニレタスを混植しました。
農薬は使いたくないので、植物のアレロパシー(他感作用)に頼っているのですが、どこまで効果があるのか不明です。今回は、病害虫対策が特に難しいというアブラナ科のキャベツでサンチュとペニーロイヤルミントでコンパニオンプランツの実験をしてみる予定です。効果の程は追リポします。
いつも畑仕事手伝ってくれている中野ダンディズム氏のハバネロも順調に色づいてきました。辛そー!
今日は、元気丸(焼酎+タカノツメ、木酢液+にんにく、米酢を30倍で希釈)を散布し、保険の保険でキャベツとブロッコリーに防虫ネットをかけて作業終了です。これで、第1圃場は、ネギ、ニンジン、ダイコン、キャベツ+サンチュ、ブロッコリー+サニーレタス+ミニレタスで仕込み完了です。
来週以降天候が良ければ、第2圃場の仕込みに入ります。うーん、楽しみです。次は小松菜などの葉物を作ろう!
日付は前後しますが、木曜は楽しみにしている恵比寿の料理学校でした。スイーツ、ベーシックl、ベーシックll、アドバンスとほぼ1年近く通ったKMAもいよいよ後2週で終了です。最後は講義の日なので、調理の実習は今日が最後でした。講師の先生は、ブランズフィールド以来の中島デコさん。今日も見た目とのギャップが著しいコギャル語?全開で分かりやすくもとても楽しい講義でした。今回のメニューは、
+赤飯(小豆入り玄米ごはん)
+人参入りふろふき大根
+青野菜ロール+ポン酢ソース
+豆腐キッシュ
+ティラミス
の計5品でした。一番楽しみにしていたのは、豆腐のキッシュ。もちろん卵なしです。クラストにはオートミール、フィリングはタマネギ、セロリー、ブロッコリーなどの野菜系と木綿豆腐、長いも、白味噌ベースの豆腐フィリングです。オーブンで焼いて、焼き立てにオリーブオイルを塗って完成です。
とり皿にもるとちょっと形が崩れやすいのですが、何とも野菜たっぷりのヘルシーキッシュ、これは止みつきになりそうでした。買ってから久しく使っていないデロンギのコンベクションオーブンを久々に押入れから取り出したくなりました。
ティラミスは、私がWFSの
天野さんから教えていただいたものに比べると、ちょっとティラミスっぽくない外観+味でしたが、豆乳クリーム?といった感じでとてもやさしい甘さでおいしくいただけました。
写真では、上に振りかけた穀物コーヒーで隠れていますが、中にはとってもかわいい子豚のクッキーが入っています。穀物コーヒーにディップした子豚は一気に黒豚へと成長してみなさんのお口の中に入っていきましたとさ…
どれもどれもとてもおいしくいただきました。これが調理実習の最後かと思うと感慨ひとしおでした。せっかく仲良くなった仲間やとてもやさしいスタッフの皆さんと別れるのは少し寂しい気もします。これだけ1年動物性の食事を控えても、毒舌と攻撃的な性格はなかなか修正できませんでしたが、血糖値、血圧、尿酸値などはすっかり健康体になりました。タニタの体バランスも肉体年齢29歳wになりました(1年半前は40歳!)。
思えば、約2年前、体調を崩して救急車に試乗したのをきっかけに始まった健康オタク生活でしたが、たまたま本屋で見つけたマクロビオティックのおいしそうなレシピに惹かれKMA→おいしい食事と目に見えて体調が良くなってくる実感→おいしい野菜が自分で作りたい→農業おやじになる… という不思議なめぐり合わせでした。今でも、陰陽理論とか(はかる単位も不明な)エネルギーとか食を通じての世界平和の実現などアカっぽくてついていけないところも多々あるマクロビオティックですが、科学的な説明と折り合いをつけながら自分なりの玄米菜食生活を続けていければなと思う最後のKMAでした。関係各位の皆さん、ありがとうございました!!