カテゴリ:土づくり備忘録( 2 )
愛すべき百生仲間と土づくり
すっかりご無沙汰しております。生まれる時代を間違えたんじゃないかと思うぐらい幕末モノが大好きな私は、今年の大河ドラマ「龍馬伝」を見るのが週末の楽しみです。西郷さんや大久保さんが出てこないかなぁ。強い志と決死の覚悟を持っていた当時の志士を見た後で、鳩ぽっぽの顔をニュースで見るとちょっとブルーになりますが、自分の足元から気概を持って日々頑張るのみです。

●土づくり
無農薬で始めた週末家庭菜園ですが、5年目の今年は、いよいよ無施肥栽培に挑戦します。4年前に千葉の高橋さんという方の畑を見学させて頂いてから、ずっとイメージしていた野菜づくりに挑戦します(実際にテストするのは、高橋さんの芸術自然栽培ではなく、炭素循環農法という栽培方法ですが… この辺の違いはおいおい紹介します)。

慣行農法だろうが、有機だろうが、自然栽培だろうが、土づくりが重要なことは言うまでもありません。

めざす土壌は、
・バイオマス(土壌中の微生物が中心)が豊かで
・温かく
・水はけがよく
・水持ちが良い
土です。団粒構造といってしまえばそれまでですが、今回テストさせてもらうリバーファーム(川の付近にあるので)は、幸いなことに草ボウボウの休耕地だったので、残留農薬や残留肥料はそれほど心配しなくて良さそうです。ただし、見た目にも生き物がいる感じがまったくないので、これから微生物を飼育するイメージで難分解性の有機物を酸素が行き届く範囲ですき込む形で土づくりを始めます。

分解に時間のかかる有機物(炭素率が高い)には、越谷市のリサイクルセンターから剪定チップを調整したものと近くのきのこ農家さんから舞茸を栽培した後に残る廃菌床をゆずってもらいすき込むことにします。リバーファームは、約1反半(1500平米)あるので、大量の剪定チップ堆肥が必要なのですが、平日に参加出来ない私に代わって、愛すべき百生仲間の皆さんが忙しいなか収集作業を行っていただき何とか、1トン弱のチップを集めることができました。

廃菌床は、最近人気みたいで、この日は予約してからだいぶ待ってやっと軽トラ一杯分(350Kg~400kgぐらいでしょうか)を入手できました。
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百生仲間の皆さんと一輪車やスコップを使って剪定チップと廃菌床を表層に散布します。
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資材の入手が何かと大変ですが、少しでも土が糸状菌優先の土壌になるように願うばかりです。土の変化はこれからも随時紹介します。窒素飢餓を起こすことなくうまくいくかどうか要検証です。


第1ファームでは、昨年の秋に撒いたライ麦とヘアリーベッチが立派に生長しました。
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ライ麦は6月まで待てば、収穫出来るのですが、土づくりがメインなので刈り込んで畑にすき込みます。

ハンマーナイフなど使えないので、家庭用のガーデンシュレッダーを使って粉砕するのですが、これが結構時間がかかってなかなか大変でした。5年ぶりに尿路結石が出来て痛み止めを飲みながら作業しているとこれまた百生仲間の皆さんに助けてもらい作業がだいぶ進みました。
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本当に皆さんにはいつも感謝感謝です。
美菜も畑デビューしました!
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今年は、毎年本当に美味しく頂いている末吉家の冬の食料源、安納芋(サツマイモ)をまたまた栽培します!今年は、1500本近く栽培する予定です。(収穫する前からアホな計算ですが…)1株に5個ついたとして、1500×5=7500個!! どこを目指しているんだ!?という同僚の声を無視しながらも今年も美味しいサツマイモが収穫出来るよう頑張りまっす!


●みなのじ通信
美菜もお陰さまで5ヶ月になりました。アレルギー性の湿疹にだいぶ悩まされていましたが、最近はだいぶお肌の調子もよくなりました。
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バンボという商品らしく、これのおかげで妻が食事の準備をしている間、グズる美菜の相手をしてもらえます(すぐあきるので時間限定ですが…)ひじがちょうど側面にもたれかかるので往年の関口宏のような管理職ボーズがとれます。

最近の美菜部長
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成長曲線的には、同じ月齢の子に比べて、まだまだ小さい方ですが、順調に成長しています。
だいぶ顔つきも変わってきました。

産まれた翌日
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生後1ヶ月
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3ヶ月検診
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ちょっとふっくらしてきました。
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お食い初めもしました。食べ物に困らないように美味しい野菜作るよ!
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生後4ヶ月
ますます肥えてきました…
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生後5ヶ月
お腹まわりに貫禄がついてきましたw
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最近、本当によく笑うようになりました。笑いのツボは今ひとつよく分かりませんが、最近開発したのは、私の坊主頭です。もう勘弁してっていうぐらいツボにはまります。なぜ!?


鹿児島と神戸のおじいちゃん、おばあちゃん!
美菜は元気に大きくなってますよ!(父さんは石が降りてきません…)
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by sue0706 | 2010-04-27 20:27 | 土づくり備忘録
土の温度測ってみました!
栽培日誌

7月11日(土)
畑で、農園にある石窯で今年最後のトウモロコシを焼いてもらいました。
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あまあまです!
ゆがいてもおいしいけど、とれたてを焼きもろこしにするのもこれまた贅沢な美味しさです。来年も頑張ろう!

7月18日(土)
2週間ほど前に、サツマイモの草取りを行っていたら暑さと加齢臭で気が遠くなったので、ついにニューマシンをゲットしました。最近CMでも見かけるホンダの耕うん機ピアンタです!

ガソリン式のものに比べて、馬力の心配はあったのですが、燃料が家庭でも使えるカセットボンベなので、取り回しが楽そうかなと思い大人買いしてきました。

耕うん用の爪から、草とり用のローターに切り替え、快調に作業できました。
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サツマイモの蔓を傷つけないように、キワのところは最終的には人力で作業を行いますが、それでも前回の完全手作業に比べると疲労感が全然違います。馬力もサツマイモの圃場は土も柔らかいので問題なく作動しました。暑い中、草とりを手伝ってくれたマック、ゆきさん、みか姉さんどうもありがとうございました!


●イチゴ
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来年の苗採りに用に育てていた紅ほっぺから季節はずれの実がなりました!
やっぱり紅ほっぺは大きいです!

●ミニトマト
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ミニトマトが鈴なりに収穫できます。今年もオーブンでセミドライトマトを大量に制作中です。
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妻が実家から送ってもらった大玉トマトでトマトソースを作ってくれたので、鹿児島と埼玉のトマトコラボのパスタをいただきました。

うまうまです!

●ゴーヤ
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今年もゴーヤのカーテンが着々と出来上がりつつあります。これからの季節、ゴーヤチャンプルーで夏バテ解消です。

●万願寺トウガラシ
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大好きな万願寺トウガラシも収穫できました。
こちらは採り時を逸して完熟してしまいました…
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●スイカ
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先週、イチゴの苗を撤収する際に誤ってスイカの実の付いていた蔓を切ってしまい、かなり凹んでいたのですが、なんとか別の蔓からスイカが大きくなり始めました。これは大事に育てねばです!

●ファイミリー農園Tシャツ
いつも畑でお世話になっているnanaさんに農園ステンシルTシャツをいただきました。
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これから畑で着させてもらいます。>nanaさんありがとうございます!


無肥料栽培への道
今年の秋からの無肥料栽培に向けて、まずはこの栽培ではおなじみの地中温度の測定を行いました。ユンボは借りず、今回は手作業でスコップで穴を70cm近く掘ってみました。3年前に天地返しをしたときに、地上から25cm~30cmぐらい掘った時に、灰色をしたシルトのような粘土層があったのは覚えていたのですが、それがどの程度深くあるのか興味があったのでずっと掘り起こしてみました。途中から赤土も混ざってくるのですが、このシルトのような粘土層が切れることはなくずっと続いている感じでした。
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それぞれ10cm刻みに土の温度を測ってみました。
地表:30.6(単位:℃)
10cm:28.1
20cm:26.8
30cm:25.8
40cm:25.0
50cm:24.4
60cm:23.7

う~ん。解釈が難しいな。

一般に無肥料栽培の技術的なことでいえば、この栽培方法は「土、種」に特徴があります。種は、F1のような肥料食いではなく、固定種で種子消毒していないものをよく使います。ですからその土地に向いている種を固定化するまで当然年月を要します。土は、水持ちがよく、水はけがよく、適度な温かさが必要になります。土壌学的にいうと、まずは物理性が良くないと難しいということです(もちろん化学性、生物性も大事ですが…)。

物理性が良くないといけないのは、特に無肥料栽培に限ったことではないのですが、今まで行ってきた有機栽培の世界では、まぁ土の表層20cmぐらいの世界で、有機物を施肥し、言葉は悪いのですが、ごまかしごまかし何とか結果をだすことはできるのですが、この無肥料栽培では、土の力がダイレクトに結果に出る農法だと思います。つまり、人為的に肥料を与えない分、土中で根が大地の栄養分を十分に吸えるだけの環境を整えていかないとなかなか難しいと思います。

土の温度を測る理由は、冷たくて硬い層(いわゆる耕盤層)を見つけることです。無肥料栽培の世界では、肥料を入れることによってできた毒のような存在なので肥毒層とよく呼ばれていますが、少し宗教臭い呼び方で好きになれないので、ここでは耕盤層と呼びます。イメージ的には、太陽から離れれば離れるほど温度は低くなっていきそうなので、地表から順に気温が下がっていきそうですが、無肥料栽培を行う方によると、順々に下がっていくのではなく、ある部分だけ冷たくて硬い層がある(肥毒層)があるとのことでした。イメージは、熊本で行われている元田農園さんのWEBサイトをご参照ください。

参考:熊本の元田農園さん

この冷たくて硬い層を、まずはサブソイラなどの機械で粉砕し、秋にライ麦や小麦などの根がまっすぐ延びるイネ科の野菜で層を崩し、春には大豆などのマメ科の野菜で土壌環境を良くしていくそうです。要は、根がより大地からの養分を吸収しやすくなる環境を構築していきます。

第1sueファムでも、この一時的に地温がガクンと下がっている層を期待して地温が測ったのですが、特にそんな層は発見できず地表から順に下がっていきました。しかも、見学させていただいた千葉の高橋さんの畑と比べて、土に温かさが全くありません…。強粘土なので、通気性が悪いために酸素が通いにくくなっています。土も腐敗臭が若干あります。もちろん、粘土質そのものが悪いわけではなく、根腐れには気をつける必要がありますが、基本的に保肥力が強い(2007年の土壌分析ではCECが24.1ありました)ので、少なめの肥料で、果菜類などはいつも美味しくいただけます。反対に大根、ニンジンなど根菜は味が今一つです。自分の土質に見合った野菜を作っていけば粘土質の土壌でも十分楽しめます。

しかし、私のこれから挑戦したい栽培方法は、この地球の中心からのエネルギーを完全にシャットアウトしそうなカチカチの粘土質なので、正直厳しいとは思います。ただし、どの程度の粘土質なら無肥料栽培は向かない!という結論を出すことにもそれなりに意義があると思いますし、生産農家ではないので、まぁ気軽に実験してみたいと思います。
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by sue0706 | 2009-07-20 14:22 | 土づくり備忘録