4月晴れ間のアグリ部・大人の千本ノック編
4月は本当に変な天気の連続で、なかなか晴天が続かなかったのですが、土曜日は久しぶりにいい天気だったので、30代大人の社交場・sueファムに行ってまいりました。20度を越す中、色白虚弱体質の私は、エビちゃんの日焼け止めクリームを全顔・両腕に塗って故・鈴木その子女史風に出陣です。

まずは、栽培経過
●トウモロコシ
先週の播種から1週間たちました。
f0070493_1755866.jpg

だいぶ寒い日が続き、ちょっと心配しておりましたが、少しずつ芽を出し始めております。

●スナップエンドウ
だいぶ生育が良くなってきました。病気知らずで、葉の色もいい感じです。
f0070493_1755348.jpg

後は、無事が実が付いて、味がおいしければ言うことなしです。収穫までもう少し。頑張れ。エンドウ君!


今日の部活動
今年の夏もいろいろな野菜を作りますが、2007年の課題は、「連作障害の実験」「糖度の高いトマト」と「粘土質でのサツモイモ」栽培という難しいテーマに挑戦してみます。

連作障害とは、同じ野菜(同じ科も含む)を続けて栽培することによって生育不良を引き起こす状態をいいます。原因はいろいろ考えられていますが、大きくは同じ科を作り続けることによって土壌中の病原菌・センチュウの密度が高くなったり、土壌の肥料成分がアンバランスになることによる生理障害が考えられています。野菜の種類によって連作しても大丈夫な野菜(トウモロコシなどイネ科の野菜やサツマイモなど)と連作を嫌う野菜があります。特に連作が難しいのがナス科の野菜です。今回は、嫌気性の微生物資材を投入することによって、どこまで連作に耐えられるかトマトで実験です(本来トマトは、一度作付けしたら、4.5年は同じ場所で栽培しないほうがいい野菜です)。

と、ただでさえ条件が厳しいトマトの連作に加えて、今年は高糖度トマトの実験をします。トマトは、原産地のアンデス地方(標高3,000M)のように雨が少なく、強い日照と昼夜の温度差(気温の垂直変化)が必要になります。考えれば考えるほど、梅雨がある日本では、本来露地での栽培に不向きです。そこで、少しでも原産地と同じ環境に近づけるため、
1.なるべく乾燥した状態を作る
2.過肥料(特にチッソ分)を避ける
が2大テーマになります。1については、狭い家庭菜園の露地栽培になるので、ビニールの雨よけシートで上空からの水分補給を制限します。またトマトは直根が想像以上に深く伸びるので、遮根シートいう不織布でできた植木ポットのようなものに根を格納して、地下部からも地下水を吸わせないようにします。ハウスでは、一面にシートを地中に埋めるのですが、狭いsueファムでは、擬似的に植木鉢用のポットを地中に入れました。
f0070493_17563820.jpg

↑これが思った以上に難儀な仕事で、ユンボもないので完全に手作業です。アグリ部の葛西君、蟹A男さん、蟹A女さんのヘルプをいただきながら、何とか土中にポットを植え込むことが出来ました。>みなさん、ありがとうございました!

水分管理は、またまた大人のおもちゃ「pFメータ」で行ないます。
f0070493_1757338.jpg

pFとは、土の中の水が土壌の毛管力によって引きつけられている強さの程度を表します。十分に水分がある場合、pF値は低く(=根が水を吸いやすい状態)で、土が乾燥するとpF値は高くなります(=水を吸い上げるには強い力が必要になります)。一般に、トマト栽培では、生育前期で2.0~2.5(pF値)、生育後期で1.8~2.3で栽培しますが、今回は、水分を2.2~2.5のレンジで栽培しようと思います。1週間に1度しか圃場に行けないので、完全に水分コントロールすることは難しいのですが、やがて理論がうまくいったら、pFメータとかん水チューブを機械で完全に管理して、水をコントロールしてみたいです。ただ、2.7オーバーして乾燥しすぎると生育障害が出て、トマトの場合その後、水分補給しても復活しないそうなので、かなり綱渡り栽培ですが、食べるのが目的ではなく、知的に興奮するので実験敢行です!また強い水分ストレスでカルシウム不足による尻腐れ病が出ないように要注意です。高糖度トマト栽培の難しさは、この辺の尻腐れ病を出さずにいかに水分ストレスをかけれるかにあるようです。

肥料も自作のボカシ肥料を必要最低限しか与えません。肥料管理は、RQフレックスという機械で、適宜栄養診断しながら、必要最低限の肥料を液肥で追肥してコントロールしていく予定です。
f0070493_17572216.gif

まだ、実験定植用の苗(麗夏(れいか):サカタのタネ)が届いていないので、今日は、シンディスイートというミニと中玉の中間くらいの品種を4苗定植しました。
f0070493_17581571.jpg

こちらも甘くて適度に酸味のあるおいしいトマトになりますように!

●その他の栽培
途中から、野菜塾で同級生だった西村さんも農園に遊びにきて、畝作りも手伝っていただきました。>西村さん、ありがとうございました!
f0070493_17585979.jpg

残りのハウスに先週からの仕掛りのネットをはり、今日はカボチャ(6本)とスイカ(6本)を定植しました。
f0070493_17592944.jpg

f0070493_17595727.jpg

カボチャ、スイカともに無事生長して、ハウスをつたって、空中からぶら下がることができればいいのですが… 楽しみです。

5月上旬ぐらいまで、約2週間ぐらい外気温にびっくりしないように、ちょっと過保護のきらいもありますが、去年お世話になった秀じいの堆肥袋をホットキャップがわりにかぶせました。
f0070493_1803376.jpg

朝から畑にいたのですが、すっかり日が落ちかけてきました。最後に、トマトの畝の周りに、コンパニオンプランツとして、ニラを定植しました。
f0070493_181614.jpg

病害虫対策だけでなく、食べてもおいしいニラが無事育ちますように!ニラの株間に今度、バジルを定植予定です。ニラとバジルで病害虫の予防の効果はいかに!?(ちなみに昨年はバジルだけでした。)

すっかり夜の7時を回ってしまい、さすがに肉体がしびれました。レストルームで、最後まで付き合ってくれた葛西君、蟹A男さんとお茶しながら、ふと高校時代の部活動を思い出しました。心地よい汗です… 

日付変わって、日曜日です。高校時代と唯一違ったのは、すさまじく腰と肩が筋肉痛です… 楽しくも肉体年齢のおっさん化を感じた今週のアグリ部でした。
[PR]
by sue0706 | 2007-04-22 18:01 | 美味しい野菜が作りたい


<< 雨のアグリ部:サトイモの定植 夏の観光農園?開園間近!! >>