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見た目赤いのになぜか黒米!?
玄米を食べ続けて、はや8ヶ月。いつも「発芽名人」というひねりのないネーミングの圧力炊飯器で無農薬の玄米を発芽させていただいています。
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何ともいえない玄米の自然な甘みにすっかり魅せられてしまい、出先でたまに食べる精白米のあじのなさ(←うまく表現できませんが感覚としては「味がない!」と感じに近いですね)に物足りないものを感じる玄米野郎になってしまいました。おかげさまで毎日食べてもあきるということはないのですが、実家から自家製の黒米を送ってもらったので、今日は玄米に黒米を混ぜて炊いてみました。
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黒米は、古代米の一種で、栄養面でも大変優れた食品です。特にビタミンB1、B2をはじめとして、ビタミンB群の一種であるナイアシン、ビタミンE、鉄、カルシウム、マグネシウム、亜鉛などが目立って多く入っているそうです(注1)。見た目は本当に真っ黒なのに、玄米に少量入れて一緒に炊くと何ともいえないきれいな紫色(うーん、紅色にも近いかな)です。

味は、黒米を入れたから特別に変わったというほどのことはありませんが、気持ちもちもちしている感じです。玄米と味噌汁と納豆と酢の物という素食ですが、何とも言えずおいしくいただきました。>母ちゃん!黒米ありがとう!!
去年の夏までの自分の食生活(揚げ物、焼肉、深夜のラーメン)からは信じられないです(^^ゞ


(注1)
ビタミンB1
ビタミンB1は、日本人が慢性的に不足している栄養素です。糖質がエネルギーとして利用されるときに必要で、不足するとだるくなったりやる気が起こらなくなったりします。また、アルコールの分解にも必要で、愛飲家はこれが不足しがちです。

ビタミンB2
ビタミンB2は、過酸化脂質(脂質が酸化してできる物質)を分解する作用を持ちます。過酸化脂質が増加すると、細胞膜がもろくなり、動脈の血管壁の細胞も弱くなり、コレステロールや中性脂肪が血管壁に沈着して動脈硬化を起こします。ビタミンB2は、過酸化脂質を分解することによって動脈硬化を予防できるのです。過酸化脂質は老化の進行とも関係しているので老化防止にも有効です。

ナイアシン
ナイアシンは、血液中のコレステロールや中性脂肪を減らしたり、心筋梗塞の再発を抑制します。

ビタミンE
ビタミンEは、老化防止のビタミンとして有名です。B2に似ていますが、Eは過酸化脂質を分解するのではなく、生成を抑制します。貧血・白内障・心筋梗塞・脳卒中などの予防にも役立ち、発ガン性物質の発ガン力も低下させます。

ミネラル
ミネラルに関しては、鉄は貧血、カルシウムは骨粗しょう症の予防に有効です。亜鉛は不足すると味覚異常などを起こします。

ビタミンB1、B2、ナイアシンは糠の部分に多く、マグネシウムと鉄は精白米の表面部分に多く、亜鉛は精白米の中心部に多く含まれています。つまり、玄米は栄養的な勝ちが高いといえるのです。
by sue0706 | 2006-03-26 19:28


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